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内田光子&クリーブランド管弦楽団@サントリーホール♪

久々にサントリーホールでコンサート♪

クリーブランド管弦楽団のオール モーツァルト プログラム。
指揮はピアニストの内田光子が弾き振り。

舞台から5列目やや左より、結構バランスのいい環境でした。

 

■ディヴェルティメント ニ長調 K136(指揮者なし)

チューニングなしでいきなり奏で始められるディヴェルティメント。
清透かつ精緻、一分の隙もない軽妙な演奏で楽しめました。
クリーブランド管弦楽団の小気味いい挨拶と言う感じ。

続くピアノ協奏曲2曲は内田光子による弾き振り。

■ピアノ協奏曲 ニ短調 K466

冒頭から異様で重苦しい緊張感に圧倒される。
内田の指揮は多分オケからしたら非常に見辛い指揮なんだろうな。
ひらひらの衣装もテンポを狂わせかねないし、打点もわかりにくい。
ところが、そんな指揮をする内田の表情や体全体の動きから発せられるオーラが凄い。
これがクリーブランドの団員一人ひとりに魔法をかける。

圧倒的なカデンツァもある意味演歌的なんだけど素晴らしい。

■ピアノ協奏曲 変ロ長調 K595

モーツァルトの凄さを思い知らされる曲。
こういうところは本当にまだ僕には早いなぁとつくづく。。。
軽やかに毒を吐く感じか。

内田のアプローチは、その大仰な指揮や弾き方とは正反対に、禁欲的で知的。
だけど冷たい感じはせず、その響きは、優しく「このメロディ、覚えてる? 懐かしいでしょ?」と語りかけてくる感じ。

琴線を揺さぶるコンサートで、寒空になんだか心はぬくぬくして帰ってきました♪

フィリップス(今はデッカか)で出てた内田光子のソナタを出して聴きたくなった。
内田光子&クリーブランド管弦楽団@サントリーホール♪_e0057035_7541111.jpg

by amarali1969 | 2010-11-16 23:51 | 音楽


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