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野田岩の天然鰻♪

絶品の天然鰻を堪能する夜。

土用も近づくこの時節、旨い鰻が食べたくなるのは日本人の性でしょうか。

一週間ほど前、予約をしたときには「この時季、天然物が入るかどうかはお約束できないんですよ」と言われ、ドキドキしていました。

金曜日にお店から携帯に連絡が入り「天然物入りましたのでお待ちしております!」とのこと、嬉々としてその日は仕事が手につきませんでしたよ♪

というわけで、土曜日のメインは『横浜 野田岩』で鰻をいただきました。
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今回は相方とじっくり、ゆったり鰻を堪能するために個室を予約。和の雰囲気の中にハイカラなランプシェードなどが配され、麻布本店にはない横浜独特のモダンな雰囲気が落ち着きます。

仲居さんも、話し好きで人懐っこい感じの方で、老舗独特の堅苦しさはなく、終始愉しく食事が出来ました。

☆先付
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梅のジュレにじゅん菜、枝豆、海老、冬瓜が入った小鉢。
それぞれの食感が面白く、なんとも夏らしい涼やかな先付けです♪


☆盛り込み
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鰻の佃煮、〆コハダ、手長海老の唐揚げ、煮蛤、もずく、甘エビの昆布〆。
それぞれが丁寧な仕事を施され、味わいの違いが楽しめる。山葵でいただく鰻の佃煮はお茶漬けにしたかったなぁ。


☆お刺身
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赤身、あおり烏賊、赤貝、からす貝。
赤身は脂ののった中トロに近い甘味のあるもので、胃酸がでまくり。


☆志ら焼(しらやき)
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本日、お重とともに楽しみだったのが、この白焼きです。今日の鰻は利根川で獲れたもの。鉄製のお弁当箱のような器に入っている白焼きは、裏底に湯煎が施されていて、いつまでも熱々。

さてさて、山葵をいただき特製醤油につけて一口頬張ると、柔らかな身は口の中でほろほろと解け鰻の甘さが口いっぱいに広がります!温められた山葵はその香りのみを残して辛さは一切なくなります。あぁ、至福の瞬間です。。。

悲しいかな、相方はお腹の部分、写真の通り、僕のは尻尾に近いほう。至福の瞬間は相方の方が若干長かったようです(ToT


☆お重箱
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白焼きの余韻を噛みしめていると、仲居さんがお待たせしましたとお重を運んできました。メインです、うな重です♪
蓋を開けると、濃厚な鰻とタレの絡み合った香りが漂います。
きらきら輝くこの鰻がなんとも綺麗です。

まずは、一口。

あぁ、これが天然鰻の香りなんだと、旨味なんだと感動しました。
ホント、感動です。

これまで食べてきた鰻はなんだったんだろう。

この先、普通の鰻が食べれなくなるんじゃないだろうかと心配になるぐらい。

山椒をかけていただく。

これまた、華やかな香りと刺激で、鰻との相性の良さを再確認。
もう後はひたすら鰻を食べる喜びを噛みしめます。相方とそれまで愉しく会話していたのが、二人とも黙々と箸を進めます。

この時間が永遠に続けばいいなぁ、なんて食事をしながら思ったのは初めてです。


☆デザート
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南高梅の甘露煮。
最後に仲居さんが「梅と鰻は食べ合わせが悪い、なんていうのは迷信ですよ。安心してお召し上がりくださいね♪」と持ってきてくれました。
これまたさっぱりしたデザートで鰻の脂が洗われていきます。そうして口の中が夢から現実に戻っていくような感覚。



by amarali1969 | 2006-07-15 23:39 | 野田岩~食事


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