沁みるクリアサウンド@東京オペラシティ♪

久々のコンサート♪
5月は行けてなかったなぁ。

今日は初台の東京オペラシティコンサートホールにてダニエル・ハーディングのモーツァルトプログラムを聴いてきたよ。
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W.A.モーツァルト/
交響曲第40番 ト短調 K.550、レクイエム ニ短調 K.626(バイヤー版)

指揮:ダニエル・ハーディング
スウェーデン放送交響楽団&スウェーデン放送合唱団

ソプラノ/リサ・ミルネ
メゾ・ソプラノ/クララ・ムーリツ
テノール/ジョシュア・エリコット
バスバリトン/ジョナサン・レマル

凄いキャリアになっちゃったけど、ダニエル・ハーディングはまだまだ若いんだよねぇ、35歳!
蒼白い死神のようなビジュアルが不健康に美しいマエストロ。

スウェーデン放送交響楽団はクリアなサウンドで、よく響くシューボックス型のオペラシティのコンサートホールと相性がいい。

まずは交響曲40番。
第一楽章モルト・アレグロは、この透明感溢れるサウンドが軽やかに疾走する心地よい演奏。
第二楽章アンダンテは多層的に積み上げられていく音の波紋を堪能。
第三楽章メヌエットは鋭く攻撃的でデモーニッシュな舞踏会。
第四楽章アレグロ・アッサイはハーディングの構成力の才をまざまざと見せ付けられた演奏。ハーディングはこの有名な旋律をオケに丁寧なフレージングを要求し、一音々々まるで言の葉を大事にする朗読者のように、響きの中にしっかり置いていく。

普段あんまり聴かないモーツァルトの交響曲を大変面白く聴くことができた。

そしてレクイエム。
これは感動したなぁ、言葉を失うぐらい。
ハーディングの紡ぐ音楽はとても丁寧に語りかけてくるもの。
何より合唱団の巧いこと!
「宝石を散りばめたような声の饗宴」「精緻なこと言語を絶する」といった賛辞は本当に大袈裟ではないことを実感したよ。
ソリストはSMsTBそれぞれ声のキャラクターがまちまちでアンサンブルが合わない感じが気になる(特にバスバリトン)。
それでも総じて非常に感銘を受けた演奏だった。

惜しむらくは、レクイエムの最後の一音が鳴り止まぬうちに拍手を始めたおバカな集団がいて、余韻をぶち壊してしまったこと。
数秒後気がついたのか拍手を止めてまた静寂が戻ったんだけど、取り返しのつかないことには変わりない。
ハーディングはその静寂の中、微動だにせず。
失われた瞬間の殉教者のようだった。
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by amarali1969 | 2010-06-15 23:40 | 音楽


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